アンチアルファアナザー
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アンチアルファアナザー

奥田枠

強いαと対等なΩが格好良い!

ネタバレ
2021年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作「アンチアルファ」に引き続き、スピンオフ&続編のこちらも出版社さんのセール時に購入しました。「アンチアルファアナザー」全3話+「アンチアルファアダルト」前後編+描き下ろしで合計204ページ。
表題作「アンチアルファアナザー」は前作CPの受け・礼の叔父の話でスピンオフ的な位置付けです。番への行き過ぎた行為から拘留された類次(α)の担当弁護士になった静(Ω)。静は礼の叔父で、礼と同様αとして育てられてきたけれど、類次と出会ってΩとしての部分を暴露されてしまって…という展開。悠仁×礼CPに比べるとバース性の本能に支配された感が強いですが、お互いに救済し合えたので結果オーライかな。
「アンチアルファアダルト」は前作アンチアルファの続編で、個人的にはこちらの方が好みでした!前作同様、悠仁の絶対的王者感。なんかもう帝王って感じで、こういう圧倒的に強い攻めが好きな方は絶対ハマります。そしてそのα悠仁とΩの礼が精神的に対等というのがまた良い。Ωだからといって従属的な身分ではなくて、礼がきちんと主導権を持っているのが格好良いんです。だけどいざ礼が困っていたら颯爽と現れるのがαの悠仁で、またこれ格好良い。うなじを噛んで番になるのは前時代的という設定ですが、二人はピッタリはまる番だと思いました!
表題作だけだと★4つかなと思いますが、続編が良かったので★5つにしました。表題作は前作未読でも問題ないですが、続編の方は未読だと良さは半減すると思います。絵柄は身体の描き方というか頭部と身体のバランスが少し気になりましたが、全体的には綺麗で見やすかったです。
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