絡めとられていくような・・・





2021年8月7日
大好きな麻生ミツ晃先生の作品。こちらは一般受けする感じではないですが、全体通じて先生が描かれる独特の重さとほの暗さを堪能できる短編集だと思います。受けが攻めの愛にじわじわ絡めとられていくようなある種の見えない恐ろしさというかなんというか(擬人化の一本除く)。個人的には表題作「不出来な悪魔」とその連作「未熟な悪魔」いずれもラストシーンの余韻を感じる描き方がとても好きです。「未熟な悪魔」は10Pほどですが、その中で綺麗に起承転結を描く構成力はさすが麻生先生!と思いました。

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