このレビューはネタバレを含みます▼
初買いの作者です。
なのでこの作品だけの感想です。
いきあたりばったりすぎる。それがトントン拍子すぎる。
全体的なストーリーとしても同じく。
閉鎖的な田舎の農村で、フラッとやってきた男性が嫁として集落に受け入れられるわけがない。ってとこが腑に落ちない。
キャラとキャラがいつ惹かれ合っていったのかがわからない。長男が受けを好きになっていった過程はどこ?どこのシーン?受けが長男を好きになっていくシーンもどこ?
数コマ雰囲気トーンの貼ってあるコマがこれかな?くらいで表現としてはわかりずらい。セリフに頼らずキャラの表情で勝負してるのかな?とは思いましたが、それならもっと手段があったハズ。ここいるかな?ってシーンがあるのでそこを削ればもっと2人の惹かれ合うシーンも入れられたのでは?
読み手を置いてけぼりですんなりキスしてカップルになっていて、読んでるこっちはポカーンです。元々ゲイだったの?それでもその話は出てこない。
えっち後の家族バレのシーンもわかりずらい。朝に攻めのパジャマスウェットを間違えて着てるというシーンですが、それならそうとわかりすいコマ配置にすればいいのに、大ゴマで持ってきてその次に驚く家族のコマを入れればいいのに。
読者が納得できるストーリー構成と画面作りができていなくて、少し残念。
せっかく絵がとても綺麗で丁寧なのに、ページをめくるという漫画的な場面展開の持って行き方もうまく使われていない。説明のセリフが多すぎる。コマの使い方流れの構成が全体のページ数に収まるようにできていない。これは編集側の構成力も関係するのか?
なんていうか、この作品ならえっちシーンもいらなかった。もっとほのぼのしたストーリーにすればいいのに。