ネタバレ書き過ぎw

ネタバレ

2021年8月9日

このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買いです。アンソロジーで目にして「石橋防衛隊」を思い浮かべ、ここからどんな楽しい展開がと思ったら毛色が違ったw高1の夏のショッキングな出来事から7年、佳月が赴任先の小学校で再会したのは初恋の相手祐吾先輩。祐吾の酷い仕打ちで傷付き失恋したトラウマが一気に蘇る。かつては教師と、今は生徒の保護者と恋愛し裏切られ傷付きパニック障害(多分)でボロボロの身体の祐吾には同情の余地はあるけど、まあ自業自得だw冒頭の佳月少年のトラウマのほうが痛々しい。しかも健康志向の料理上手で祐吾を支える姿は健気で、その一途な片思いに切なく胸を打たれる。で、別れた恋人が現れよりを戻そうってかwま、現実は戻っちゃうんだろうな。誰が自分にとって大事か冷静に判断できた祐吾はエラい！その選択が自身の心も佳月のトラウマも救うね。改めて表紙を見ると佳月はどこか不安げで、彼に甘えて寄りかかる祐吾は迷いを残しているようにも見えて切ない。悲劇のヒーローぶってるけどズルい男だw読み応え十分の一冊。

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P-chan さん

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