後宮を飛び出したとある側室の話
」のレビュー

後宮を飛び出したとある側室の話

はなのみやこ/香坂あきほ

読むのを止めました😌

ネタバレ
2021年8月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 普段、BL小説は全く読まないんですが、シーモアで読んだ他の作家さんのBLっぽいライトノベルが面白かったので、幾つか読んだライトノベルの一つです。
1巻はなかなか面白く、ご都合主義的なところはあるものの、キャラがイキイキしてましたし、読み進めていくのが楽しかったです。
2巻はかなり早い段階で真相に気づきました。
政治的に甘過ぎる処置に苦笑しましたが、まあ、ファンタジーだしと、許容範囲でした。
でも、3巻は途中で読むのをやめました。
あの文章の書き方は作為的で好きではありません。
ああいうテクニックで書かれた一般的な作品を複数知ってますけど、それを取り入れられると、読むテンションが下がるし、登場人物たちのやり取りは正しいのか嘘なのか、ストーリーを素直に読みとれないというか、不信感しか残らないんですよね。
ネタバレされても、また嘘を付かれたり試されてるんじゃないかと思いますし…。
怪奇物や猟奇的なミステリーなどであれば、作者の意図もわかるんですけど、この作品でそのテクニック使う?とびっくりでした。
序盤の主人公の前世の記憶と報告書のシーンでわかったので、ネタバラシのところまですぐに飛びました。
なので、ほとんど読んでないです。
リケルメの番外編は読みました。
読者の予想を裏切りたいとか、ハラハラさせたくてああいうテクニックで書かれたんでしょうけど、ハラハラの後、どういう気持ちになるのかは読者の自由ですよね。
作者の意図を全面的に賛同してもらえるとどうして思えるのか不思議でならないです。ただの驕りだと思います。
もちろん、こういうテクニックを気にしない人もいると思います。ありふれたテクニックですし。
悪役令嬢物の構成を効果的に使いたかったのかなと思いましたが、作為的な文章構成はうっとおしく、読むのが面倒としか思えなかったです。
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