鳴けない小鳥と贖いの王
」のレビュー

鳴けない小鳥と贖いの王

六青みつみ/稲荷家房之介

1巻泣いた2巻もやもや3巻う〜〜ん

ネタバレ
2021年8月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 皆さんおっしゃる通りの人魚姫展開。でも泡とはならずに無自覚反撃に出るのが続巻のようです。
1巻はルルの健気さに泣いてしまいました。この世界に没入し胸が引き絞られる想いです。六青先生のお話は健気な受けが不憫な上、蹂躙されることが多いですが今のところルルは真っ白です。それだけに攻めの行動が腹立たしくてなりません。2巻ではクラウス目線からの攻めザマァ展開。でも記憶のないリエルと、不信感だらけのルルが居て、この辺りからの展開が期待していたザマァとは少し違った感ありです。3巻は世界観が更に拡がるため、いきなり全体がぼやけた気がします。ふたりの愛と信頼の確認自体も何というかあまりにも人間離れしてて。1巻からの期待感は尻つぼみになりました。
感触としては「手を広げすぎた」?感じです。
3巻は長すぎ・・・2巻〜2.5巻でギュッとまとめて欲しかったです。1巻は☆5、2巻は☆3、3巻は☆1です。

全体としては☆3にしましたが、1巻はとても胸打たれました。長い間待っただけに残念な気持ちがあります。
とても大好きな作者様ですので次回楽しみにしています。
いいねしたユーザ6人
レビューをシェアしよう!