運命を越える運命





2021年8月21日
名作です!先生の作品はどれも切なくて、良作ばかりですが、1巻完結とは思えない濃度です。まほろのひた向きで、明るいところ、東馬の健気さにやられました。二人を見ていると、出会いからお互いに惹かれあっているように見えるのに、普通の運命というのと違って、オメガバースというのは抗え難いものだと定義するので、まほろの動揺、抵抗というのは仕方なかったのかもしれませんね。近くに運命の番が居て、初めての恋が散ってしまった東馬の方も諦観の念があって… でも、二人はその運命さえも乗り越えて行くのです。時折、出て来た占いが暗示してましたね…

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かむかむさん さん
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