発情トーキングマシン330
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発情トーキングマシン330

りーるー

傑作!読んで良かった

ネタバレ
2021年8月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ りーるー先生好きだけど芸人モノ?どうかな?と敬遠していたことを試し読みの段階で後悔した。業界のことも嫌味なくリアルに表現されていて、登場するそれぞれについても脇役に至るまで人物描写が深い。読んでいるこちらが椎葉と一緒にハラハラしちゃうくらい奔放すぎる男性遍歴を持つ松尾だけど、実は学生時代から秘かに椎葉のことを好きだったのかも、だからこそモーちゃんは椎葉を仲間に誘ったのかな…冒頭で亡くなってるのに、モーちゃんの存在感、影響力が本編通して最後まで半端なかった。完成度は高いし十分に読後感も良いけれど、松尾の想いの深層を含めて、なんだかんだで「ふたりだち」のスタートをきったふたりの相方として恋人としてのこの先をもっと読んでみたくもなった。というか、松尾と椎葉が本編中ではまだ初々しすぎて…絡みの色っぽさという部分ではまほろ師匠に負けるな!がんばれ椎葉!な想いが強い。それだけワンコな椎葉が可愛かった、ということでもあるけれど。続編、切に希望します!
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