このレビューはネタバレを含みます▼
15才美少年攻め×25才美青年受けです。二子玉川にある会員制の料理教室を舞台にした講師の遥と生徒の琉貴(オーナーの英二の甥)のお話です。この作品は綺麗な顔の人間しか出てこなくて、英二(37才)もイケメン、遥に言い寄る先輩講師の日之宮もイケメン、琉貴の父母(医師)も美形、皆お金持ちでキラキラです。きっかけは琉貴の手の傷をペロッとしちゃったことで、アカ~ン!昭和じゃないんだから!って心配したんですけど、琉貴くんもうおかしくなっちゃって。琉貴とは対照的に大人で経済力のある英二が描かれていますが、きっと彼は遥を穏やかでお互い糖質制限しているから食事で困らなくて別れを切り出しても面倒にならなくて一緒に暮らすのにいいなって思ってる(勝手に想像してます)。でもいつでも遥とつきあえる自信があるので全然焦っていなくて。英二にしたらそんな印象の遥があんな熱を持ってるってびっくりしたんじゃないかなって思いました。評価が分かれると思いますが、私はこの狂おしい感じが好きでした。あの、ちなみに年齢的なことは心配御無用なので。英二は日之宮とつきあって攻め受けを争って欲しいです。下剋上好きなので英二受けで。リバもいいな。妄想が暴走しそうです。犬飼先生の作品はやっぱりいいですね。「ブライト・プリズン」も今回のセールで購入したので読むのが楽しみです。
2016年2月 総319ページ 挿絵あり。