このレビューはネタバレを含みます▼
作家に憧れる鬼が人間界で作家デビューするため、公園で求人情報を眺めていた男に自分の影武者を依頼する…という話。
「地獄ブラザース」も大好きだったけど、この作品…よかった~~~…っ!!
温かくて切なくて優しくて、もうほんとに最高でした。何度も読み返したくなる作品。
【以下ネタバレ注意】
物語後半、イチイか槇、どちらかの命を黒笠に渡さなければいけなくなる。
死の準備をしているイチイの横で、イチイの恐怖を受け止めながら静かに自分の命を絶つ準備をしていた槇がすごすぎる。。
主のそばに常につきそい、いざとなったらためらわず命を差し出す…無精髭の影武者は騎士様だった。
最後の最後にイチイに欲が出たのはほんとグッジョブ!
二人で一緒に生きる未来があってよかった