狼を狩る法則《コミック版》
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狼を狩る法則《コミック版》

麻々原絵里依/J・L・ラングレー/冬斗亜紀

MM小説コミック版:良かったです!!

2021年9月2日
上下2巻。
読み応えあり翻訳も読みやすいMM小説〈モノクロームロマンス文庫〉のコミック版嬉しいです。
感想の一番は、あの情報量を二冊にまとめた凄さ!!
大変だったと思います。

この人狼シリーズは、人狼であることを隠し、群れ仲間で助け合いながら人間社会で生きていく人狼達のロマンスが楽しい◎
今回は紛れ込んだ違う群れの人狼が、運命の相手〈メイト〉であったことで巻き起こる騒動がメイン。原作をかなりシンプルにした展開なので読みやすいBL作品になっていると思いました。

原作はもっと狼本能や能力が詳しく書かれているかな。
本能的エロ描写も濃く(くどい笑)、人種やゲイの差別侮辱ももっとエグく、心理描写も深く面白さの違いがあるので、原作もオススメです。

MM小説の「愛してる」の台詞の使われ方が、人種や政治や宗教などを含めた言葉なので重みがあり、BLの愛してるとは違う点も結構好きです。

あとがきで、このコミカライズ化が挿絵担当麻々原さんのアプローチで実現し、完成まで原作者ラングレーさんと翻訳者冬斗さんとタッグを組まれたと知り感激しました!!命と引き換えに人間から人狼になってしまったレミの続編他もコミカライズ化していただきたいです(^人^)
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