このレビューはネタバレを含みます▼
運命の赤い糸が見えてしまう大学生の荒子繋司は、自分の糸が後輩の小幡裕樹と繋がったことを知り愕然とします。なぜ男と繋がってしまったのか。なんとか裕樹を避けようとしても運命の力は強く、どんどんと距離は縮まってゆきます。素直で優しいイケメン裕樹からの告白を勘違いだと一蹴する繋司でしたが、だんだん裕樹に惹かれてゆく自分に焦りと不安を覚え、運命の赤い糸を切るという神沢に連絡をとるのでした。
運命とは言うものの糸自体に強制力は無く、でも否応無く相手を引きつけてしまう赤い糸。普通は見えないその糸が見えてしまうが故に遠回りしてしまう二人のお話です。
この後、神沢を主人公とするスピンオフ『叶わぬ恋の結び方』『繋いだ恋の叶え方』『結んだ恋の伝え方』と続くシリーズの第1作。『繋いだ〜』『結んだ〜』では繋司や裕樹も登場します。
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