嫌い、大嫌い、愛してる。
」のレビュー

嫌い、大嫌い、愛してる。

ARUKU

一気読み終えられない

ネタバレ
2021年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 冷徹で残忍な都会男、所長が左遷した田舎町で出会った美しい男、奏くん。愛し方を知らない所長は奏くんをどうしても手に入れたくて、自分から離れられないよう周りから固め、30万あげるから、抱かれろと、、。長年難病の母の看護をしていたお金カツカツの奏くんは母のためになるなら、自分には失うものなどないという考えになり、抱かれる。それからは逃げられない苦しみの性奴.隷となってしまい、心がズタズタに壊されてしまう。それから復.讐劇を始めるのも、次第に嫌なのに所長の温かさにすがってしまう自分がいると気づいてしまい、認めたら復.讐劇を果たせないとさらに苦しんでしまう。チョコケーキを取りに行った家に所長の妻からの電話をとり、急いで峠へ向い優しくされてこなかった妻へ優しさを向け、自.殺を止めることに成功するも、、、事故で奏くんが、、、。
ようやく思いを奏くんにつたえ、赦しを乞うにはどうすべきか考えていた所長の元に奏くんが自.殺を測ったと知らされ、奏くんは意識障害がとなってしまう。残忍な男が想像出来ないほど献身的に看護する姿は涙が止まらない。
長くなって自分でも何を言ってるのか分からなくなりましたが、すごい作品です。読み始めてすぐから、心がぎゅーって締め付けられる感じがほぼノンストップで襲ってきます。ちょいちょい深呼吸して心臓の痛みを落ち着かせないと読み進められないです。それと同時に涙も出てきます。残り100ページくらいから私はエンドレスに涙出ました。
最後の最後ではハピエンになれて本当に良かった。その後が見たいと思いました。
いいねしたユーザ6人
レビューをシェアしよう!