向日性のとびら
」のレビュー

向日性のとびら

SHOOWA

再読する事で、、、( 今回長いですよ!)

ネタバレ
2021年9月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新たな感動を呼び起こす御本。
フランスを舞台にシリアス調で深いお話でした。
教えて頂いた通り、1回目読み終わり、成る程そういう事だったのかと思いながら、今一度読み返してみると、カイのひとつひとつの表情や仕草、視線に、頷けてとても切なく涙が溢れてきてしまう。
カイがシスを誘っての初めてのキスシーン。ぷちゅってなってて、あれ?カイが、( 合体シーンの位置が )やおい穴ではないですか?
苛立っているシスが、泣きながら「 シスを幸せに出来ない 」というカイと2度目のエチも堪らなく、カイ最高です。( こんなとこ注視してごめんなさい。でも、可愛かったんです。)
向日性(こうじつせい)とは、人に例えるなら、明るい方へ伸びていく性質との事。
「 向日性のとびら 」とは、きっと玄関ドアの前で「 こんにちはカイです」の、あの瞬間から始まっていたんではないかと感じました。ずっと忘れる事なく慕い続けていたカイと、記憶を無くしても光に導かれるように惹かれていくシス。
隠された過去を知り、過去を探し、カイを探し、兄の愛にふれる。そしてやっぱり絵がいいんです。一コマ一コマの表情での表現に魅入られる。
再度、読み終わってタイトルの意図やストーリー全体の構成に感動してしまう。内容が濃厚なだけにこの1冊じゃ勿体ないくらいでした。
信じられます?これが2009年の作品というのだから驚きです。このような素晴らしい作品を知らなかった自分はまだまだ修行不足。胸を張って腐女子と名乗れません。(なんのこっちゃですね 笑)
お兄さんのパスワード、、「 KISS kai 」ですかね?
カイの幸せそうなキスシーンに繋げたくなりますね。
レビューを前もって拝見していたお陰で、より集中して読むことができました。本当にありがとうございます。
ところで、、この作品。つい先日購入したんですけど、、
ゴシゴシ。ん? ゴシゴシ。。んんん?? 値下げの文字が見えるんですけど。。いいんです。いいんですよ。。よくあるあるなんです。( 震え声 )
未購入だった他作品もセール( 花音半額フェア9月16日迄 )だったので、この機会に旧版( NON Tea RoomとNobody Knowsは新装版と旧版が被ってます。) と単話連載未完のDevil Life68を除いて、コミックスは全部揃える事が出来ました。ありがとうございます。
SHOOWA先生を応援していますので、是非是非お身体を大事に、ちょびっとだけお仕事も頑張ってくださいませ。
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