このレビューはネタバレを含みます▼
表紙がいいですよね〜海見に行きたくなります!
短編4作品入ってました。
どのお話も恋が始まる…?な所で終わるので、気持ちが高まった一番心が揺れる瞬間からの余韻を楽しむ作品かなって思いました。
表題作。アキラの自由で軽やかな行動力に翻弄される
山岡さん。徐々に変わっていく山岡さんのソワソワした感じ、その表情とか視線がこれぞ里先生ていう描き方。キュンとします。なんていうかそこで目が離せなくなってるのはもう何か始まってるやん?て思わせるのがお上手ですよね〜。
「加賀英明の少し特殊な日常」
婚活中の加賀さんはマニュアル人間。休みの日は掃除
、冗談も通じない、そんなだからお相手の女の子には逃げらてしまう笑 でも素直に生きてるよね。
宮坂くんはそんな加賀さんの誠実さを見ることが出来る。そして加賀さんは宮坂くんの気持ちを真面目に考えて言葉で伝えることが出来る。当たり前のようで難しいですよね。とってもいい関係です。
マニュアルには書いてない恋!どう動いて行くのか見たくなります!
「春を待たずに」
めちゃめちゃ世話焼きな先輩につい期待してしまったり、やっぱり諦めようと思ったり…もうっ!そんなん諦らめられるわけないじゃんていう、やり取りがたまりませんでした。終わり方がさわやかー!ワクワクした気持ちで読み終わりました。想像が膨らむな〜
「壁越しに住む人」
壁越しに聞こえる生活音、がうるさいと思ってたお隣さん。旅行から1日早く帰って来たの嬉しそう、ほんと何か始まる瞬間!ですね。これこれこの余韻。
最後に表題作の続きが!貴重なイチャイチャ嬉しかったです。