花丸漫画 恋の分量
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花丸漫画 恋の分量

斑目ヒロ

2本のシリンダーを繋げるガラスパイプ

2021年9月14日
フォローしてる方々皆熱く語られていたから、勝手に単行本なのかと思っていたら100ポイントで買える短編だったので読んでみました。まず、この短編があのシュールな「覆面係長」シリーズを描いた作者さんだと読み終わって知ってびっくり!たしかに美しい絵は同じなんですが、全くテイストが違う。。俄然他の作品にも興味持ちました。
私はミツのこの先にかんちゃん(はだける怪物シリーズbyおげれつ先生)をみましたよ。。ミツ個人の性質より、ミツがどうしてあのようになってしなったのか、作中で語られてない幼少期のトラウマや虐 待があるのではないか、そして今でも合意でない性行為は充分DVに値しますが、この先大学卒業して社会人になってストレスに晒されるともっと直接的な暴力があるのではないか、殴ったあとにごめん愛してると抱きしめるのではないか、、、そこまで想像しましたよ。今なら間に合う、全力で逃げて〜って言いたい。でも、そこは恋の分量、表紙は2本のシリンダーで繋がってる手はガラスパイプ。中に液体の恋を入れて互いの恋のメモリ分量が一方が上がれば他方が下がるのイメージとおり、ふたりに恋が入ってるうちはもう仕方ないのかも。せめてガラスパイプにヒビが入らず恋が漏れないようにと願います。
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