スリーピングデッド
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スリーピングデッド

朝田ねむい

要注意!

ネタバレ
2021年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ うわぁぁぁーーーーーっ。読んでしまったぁ。下巻出るまで我慢しようと思ったのに、この手が伸びて…この手がぁ。しかも、寝る前に読んでしまった。気になるじゃないのぉ。寝る前に読む本じゃないなぁ…
この作品を読もうと思っていらっしゃる方、どうぞご注意くださいませ。かなりグロい描写があるので、スプラッターが苦手な方は気持ち悪くなるかもしれません。そして、心身共に元気な時にお読みになる事をおすすめいたします。
読む度に強烈な印象を植え付ける朝田作品。心地よい余韻なら良いのですが、今回はまだ未完結なので、モヤモヤと火だねを燻るまま完結を待たなければなりません。他の作者様のゾンビものでも思ったように、完結してからでも遅くはないかと思います。待てない気持ちもわかるので…

今回は死人を甦らせる研究をするマッドサイエンティスト・間宮と、不幸にも事件に巻き込まれて間宮の研究対象の餌食になった佐田のお話です。
常軌を逸した狂人と、生きた屍との間にBLは展開するのか?今のところBL色は薄くて、これは恋なんてなま易しいもんに発展し得るのか?と言ったところです。終盤に匂わせ的になりそうでしたが、話の展開は全く読めそうにありません。
狂人VS残された正義感という形の展開かと、勝手に推測してみたりしましたが、完全にイッてしまった狂気の間宮の中には、まだ恐怖を感じる心が残っているように見えるし、生ける屍となった佐田には正義を貫くようでいて、いつしか狂気の世界にどっぷりと足を突っ込んで行くようにも思います。
どこに着地点があるのか、どこに救いを見いだせるのか全くわかりません。間宮と佐田と半グレの接点が見えて来ましたが、さて…どうなるんだろ…
BLとしての見応えを期待していいものやら、先が読めないから面白いのかもしれませんねぇ…
間宮の思惑や佐田をあのような状態にした真意が、早く知りた~い。願わくば、スッキリ完結して欲しいけど、なんせ朝田ワールドですから余韻の残し方が独特かもしれませんねぇ。完結したら編集します!
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