格闘士ローマの星
」のレビュー

格闘士ローマの星

ふくしま政美/梶原一騎

時代考証はメチャクチャだが、でも面白い!

ネタバレ
2021年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 時は古代ローマ。悪名高き皇帝ネロが統治する時代。主人公アリオンは、ローマ随一の大人気の格闘士だ。現代のプロレスを彷彿とさせるが、こちらは、敗者には「死」が待つ過酷な競技だ。アリオンは、かつての名格闘士だった父親に鍛えられ、今の地位を築いた。つまり、連載当時まだ、根強い人気があった「スポ根もの」の話になっている。時代考証もメチャクチャ。例えば、皇帝ネロは、もっと美しい青年だった筈だが、醜い老人として描かれたり、現代のプロレス技もてんこ盛り(笑)!今まで忘れていたが、原作は梶原一騎先生!そりゃあ、さもありなんですね!😃アリオンの恋愛話から、ローマの大火による暴動、迫害されていたキリスト教徒たちとアリオンとの関わり、ネロがアリオン一派によって殺されるなどが、さも本当らしく描かれますが、信じてはいけません!(笑)これは、あくまでも梶原一騎先生による架空の創作物です! ですが、作画のふくしま政美先生の絵柄がこの作品によくマッチしていて、とにかく楽しめます!一度は是非読んで欲しい「名作」です!😊
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!