女嫌いの殿下から、身代わり婚約者の没落令嬢なのにナゼかとろ甘に愛されています【特典SS付き】
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女嫌いの殿下から、身代わり婚約者の没落令嬢なのにナゼかとろ甘に愛されています【特典SS付き】

すずね凜/ことね壱花

最期まで愛を貫いた2人の素敵な物語。

ネタバレ
2021年9月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 29歳女嫌い王太子・フランソワ×17歳ドアマットヒロイン・カロリーヌのお互いを思いやる愛の成長話でした。愛を知って弱くなる部分がある反面1人の時より強くなって前を向いて進んでゆく2人の姿が良かった。
カロリーヌが王太子と出会う前は不遇で可哀想でしたが蓋を開けてみれば王太子も不遇で、出会うべくして出会った2人だったと思います。カロリーヌを手元に置いてからのフランソワの甘いこと甘いこと!笑。今まで我慢?していた分"運命の乙女"として可愛い可愛いと溺愛してます。ずっと触っていたいくらい嬉しさ振り切れ感が良き。カロリーヌも彼に相応しい自分であろうと努力し、ただ心優しいだけだった自分からしっかりとした意思を持てる自分に変われたのが素敵。本当、出逢えて良かったね!と言いたくなります。
読み進めていくと2人の恋愛話を軸に女王の陰謀やら他国のライバル王女やら登場し国際問題まで発展。周りに敵が多い中どうしようもない状況に追いやられてしまい、これも一つの愛の形だと別れを選択した2人に胸が痛かったです。しかし腹心のマリウスや信頼のおける人達が居て良かった。
最後は少し駆け足気味になりましたが大団円。ギャフンも少し出来て良かったかな。えちも最初の初々しさから後半の甘々えちまで有り満足。フランソワが最期までブレず一生カロリーヌ一筋なのが心満たされました!幸せな家族像をありがとうございます。
(フランソワの義弟が登場しなかったのは意外でしたが笑)(あと誤字脱字箇所あり少し残念)
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