このレビューはネタバレを含みます▼
眼白を飼育し、美しく囀らせる「伝説の鳴かせ屋」 鵙屋×警視庁司法警察職員 白井奏多(28才)。眼白という鳥人の人身売買組織を検挙するため、鵙屋の力を借りて捜査するお話で、キモはなんといっても眼白がごく稀に妖鳥化し、食人を行うところで、白井と因縁の深い妖鳥化した眼白が「喰いたい」と白井に迫って無理無体をするのがなかなかエグかったです。お初は鵙屋とがよかったな。鵙屋は眼白のためにおいしい料理をつくってお世話するオカン攻め、妖鳥に白井を連れ去られて組織のトップと取り引きするのに時間かかったときは、おっとりさんか!?はよ!って思いましたが、白井が身も心もかなり丈夫でした。白井の明るさに救われます。部屋もそうですが意外と図太いサバサバ系みたいです。鵙屋が最初に見た妖鳥探しに続くのかってラストですが、続かないかな?できればまた読みたいです。警察のグループトークが楽しかったです。その他大勢のわちゃわちゃシーンが楽しいのも中原先生の魅力の一つかなと思います。
2018年6月 総263ページ 挿し絵あり。