恋愛をしてもセックスをしても、すべて虚しい少年のためのポルノグラフィティ
」のレビュー

恋愛をしてもセックスをしても、すべて虚しい少年のためのポルノグラフィティ

小野塚カホリ

難しい文学的表現の漫画・・でした

ネタバレ
2021年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙のインパクトで読んでみましたが・・・内容が大人な漫画ですね・・・何作か入ってますがそのどれもがそうなので、文学的BLが好きな方向け・・って感じでした。生きてきた「厚み」を感じさせる作品です。
とても私の頭では理解するのに苦労する内容・・・特にタイトルのお話しは・・何だか結末が解らなくてスッキリしない感じでしたね(^^;メインキャラは零二・・とその友人:丈陽(じょうよう)とその父親(仲村)。零二の父は生まれる前に亡くなっており、仲村とは知り合い・・零二に父の面影を見て接近してくる仲村と・・・!
この、仲村と零二の感情が複雑でちょっと悩ましいのです。だし、どうしていきたいのか?とかその先が無く終わってしまう。ずっとモヤモヤする作品でした・・。
この前に、その父親同士の若き日のお話しがあるようなんですが・・これもきっとモヤモヤするのかな・・(^^;
とにかく真面目に読まないとダメなやつでした・・でも画力はスゴイです。ちょっとクセのある画風・・そして熱を感じました。作家さんと呼ぶより「表現者」とお呼びしたほうがピッタリくる感じです

あとがきが「これまでの漫画人生幸せでした」的な文面だったのですが・・引退されているのかな・・・・?はっきりとは書かれていませんでしたが、意味深な内容でした。
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