このレビューはネタバレを含みます▼
この作者さんの作品が2作、2022年シーモア電子コミック大賞にノミネートされていました。どちらも読ませていただきましたが、大賞に推したいのはこちら(神客万来!もファンタジーな感じで面白いです!)。
なんと言っても、登場する女性キャラの言動がいちいち刺さりまくるのです、みんなに笑。主人公・うっかりものの35歳男性向井くんを始め、読者にも。とかく男性は勘違いしてしまう生き物のようですが、女性も勘違うんですよね。他人の言葉を自分に都合の良いように解釈してしまうことって多々ある。経験積んだら見極められるようになるんですが、その過程がどうしようもない。そこに向井くんに向けられた妹や洸稀ちゃん、中谷さんの言葉がぶっ刺さるんですね。
向井くんよりも年上の私が彼に言ってあげたいのは、彼女を作りたいって言っているうちはできないものなんじゃないってことです。恋はするものじゃなくて落ちるものだから。ただし、恋=結婚ではないので「彼女」を「家庭」に代えたら案外そこまで難しくはない。そこに愛があるかどうかを別にすれば笑。