身代わり婚前旅行 策士な御曹司とウィーンの甘い夜
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身代わり婚前旅行 策士な御曹司とウィーンの甘い夜

山野辺りり/駒城ミチヲ

ブルジョワな婚前旅行は甘かった!

ネタバレ
2021年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ オーストリアの豪華なお部屋だったり、思いつきの提案でふらっとエストニアに飛行機で飛んじゃったりと御曹司ならではの非日常感満載な空間と出来事にウキウキしながらあっという間に読み終えてしまいました。気軽に海外旅行に行けない昨今、旅行気分楽しかったです!クリスマスマーケットとかエストニアにはいつかは行ってみたいと思ってたので尚更楽しかった〜。
お話は9年間一途に両片思いだった2人が幸せになるまでの海外旅行話。お互いがお互いを思いやる優しさと一歩を踏み出す怖さ故にずるずる9年間…長い。一途感すごいですね。でも大学時代に「友達としか思ってない相手に…」なんて言葉ふいに聞いてしまったら玉砕覚悟で告白し関係を断つか、想いを抱えたまま一線は越えずに良き友人として側に居るかを考えてしまいますよね。ヒロイン清華さんは後者だった訳ですが気持ち良く分かります。ツラい。その態度でグイグイ攻められないヒーロー拓哉さんもずっと悶々としていたのでしょうね。ツラい。
しかし今回の婚約騒動で獲物を捕らえようと雄み出した拓哉さん良き。致してからは常に甘く雄み爆発でしたありがとうございます。清華さんは身代わりだと勘違いしてますが流れも読めるし安心して拓哉さんの溺愛読めました満足。拓哉さんはずっと「君」と呼んでいて一度も元(?)婚約者の名前を清華さんの前で呼ばなかったのが好感度ヤバい。そしてえち最後の最後で中、て…拓哉さん策士で逃さない感ヤバめ。執着度すごいと再確認しました笑。
メインは10日間の旅行で嫌なライバルもない穏やか?な話です。えちも多め。最後にヒーローside有ります。試練や事件がお好きな方には向かないかと思われますのでご注意。一途な御曹司に甘く愛されたい方向けかな。
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