男家
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男家

須貝あや

面白いは、面白いですが、

ネタバレ
2021年9月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ こんなイケメン揃いの、兄弟、絶対いないよ?と、つい思ってしまいます。(笑)内容的には良い子ばっかりで、確かにほっこりします。が、絵がーー古臭い(苦)昭和的、画臭が………画力的には、お上手なので、ベテラン作家さんなのだと思いますが、冷静になりこの価格で購入するか?と聞かれたら、私はしません。他の作品を買います。今回はキャンペーンで激安だったのと、他の方のレビューがみな高かったので、試し読みして続きが気になり、購入しました。

又キャンペーンなどでお安い時には購入しても良いかな?とは、思います。ただ、現実に置き換えて考えてしまうと、色々と疑問や矛盾が生じてしまい、もやもやします。環境が兄弟だけ、しかも七人兄弟、両親は亡くなってしまったが、何故か家はあり、ローンも無さそうとか、両親が事故死した当時、兄弟全員学生又は以下の年齢だったのに、長兄は大学卒業までバイトしかしていない。他の収入は(勿論)無い。

次男も家事だけで、つまり誰も働いていないのに、親の残した金は使いたくないんだとの、台詞。現実ってそんなに甘いの?兄弟七人だよ?生活費だけでも相当なのに、節約振りもみえず、一般的な暮らしをしている、兄弟達………う〜ん、やっぱり矛盾ですね。
そう思うと綺麗事を並べたように思えて、感情移入が出来ませんでした。
ギャグとして読むならば多分楽しめます。
兄弟多い『あるある』は、ほっこりエピソードで中々楽しめたのですが、どうしてもそういった『漫画故のあるある』の方が、目についてしまいまして。(苦笑)ちょっと残念に思った作品です。

兄弟達の『性格設定』は、とても良かったです。なので読んでは面白いし、確かにほっこりします。ジャンル通り、ギャグコメディーとして割り切れば、評価上がります。
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