このレビューはネタバレを含みます▼
整備士 高校の先輩 山崎×解雇されたJリーガー 竹内力。クラブを解雇された竹内を待っていたのは中高で先輩だった山崎でした。中学2年生の頃、竹内は同級生の古村のことが好きで、でもある日ゲイだと噂になって疎遠になります。そんな時にかまってくれたのは1年上の山崎、いつしか2人は関係を持つようになります。レビューで指摘されているように1巻の2話までの山崎が竹内より背が低くて太ってニヤケ顔で少々キモ系だったので中学のときの山崎と全然違っていて後にこう成長してたら嫌だなと思っていましたが、普通にかっこよく成長したので1巻の最初の山崎のことは目をつぶって読まれるのがいいと思います(河井先生、コミックスになるときに書き直していただきたかった...)。1巻と2巻の間が5年半程も開いていますが、山崎のビジュアル以外はちゃんと筋が通ってまとまっています。1巻の終わりに短編が1つ収録されています。時間の軸が前後して短編も入ってくるのでちょっと戸惑いましたが、田舎の閉鎖的な社会で異質なものというレッテルを貼られた2人が大人になるまでが描かれていて、すれ違いながらも辛いときにフォローする山崎がすごくかっこよくて(最初は思い出さないで!)、想像以上にいい(エモーショナルな)お話でした。
1巻 2011年9月 総228ページ 2巻 2017年4月 総293ページ 修正は白抜き。