うちのオーナーが甘すぎる
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うちのオーナーが甘すぎる

柳ゆと

う~ん……平謝りのネタバレです。

ネタバレ
2021年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いだったみたいです。『NIGHT TRAP』という作品であ痛たたた、とケガした事をうっかりしてました。帯の煽りにやられたんです。帯の宣伝文句に期待をかけるとヤケドします(泣)でもねぇ、とっても絵が綺麗で素敵なんです。そこに惹かれて、こちらも購入となりました。そして…
相変わらず綺麗で好みの絵です。疲れた時は甘い物食べたくなるでしょう?スイーツ専門カフェが舞台なので、出てくるスイーツは美味しそうです!が、タイトルや帯にあるほど、チョコより甘いというには、う~ん…
カフェのオーナー兼ショコラティエの一ノ瀬。バイトの朝也を隙さえあれば口説く…う~ん…口説くというかちょっかいかけて楽しむ感じかなぁ。甘い言葉を囁く事もあるんですけどね。スカウトしてまで、自分の店に呼び寄せたくらいの熱があまり感じられず、なんで朝也に惹かれたんだろ?って疑問に思いながら進む展開。後でそのきっかけを読んでなるほど。朝也の過去の失恋や再会も、今一つスパイスになりきれず、一ノ瀬のライバル・カミロの登場も当て馬にはならず、全体の流れが歯車が噛み合ってないような…
当の朝也の感情も平坦で、過去の元彼を越えるほどの、過去の傷が癒えるほどの恋心を、いつ一ノ瀬に感じたのか…あぁ、これを言ってしまうと、むむっ?てなる方もいらっしゃるかしら…『どうして、この人を好きになったのか、私にはわからない』って言う人の一人が私です(泣)人にはそれぞれ好みはあるし、好きな基準も違いますもんね…反省。
結論を言いますと、自分の予想したよりは、期待したよりは違っていたという事で、なんか申し訳ないです。帯にあった『逃げ場を残す大人のズルさ』はどこにあったんだろう…それがあれば気持ちも盛り上がったように思います。
絵が綺麗なのでエチは美しく描かれています。
ラストの書き下ろしの甘さは好き~
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