嫌い、大嫌い、愛してる。
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嫌い、大嫌い、愛してる。

ARUKU

映画ですか?

ネタバレ
2021年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 可哀想な受けとクズ攻め好きの私の性癖に刺さるはず!と教えていただいた作品笑
ARUKU先生の絵に少々苦手意識があって読むのを躊躇っていましたが読んでみました!
奏が哀想過ぎてw泣いた…
耐えて耐えて耐えながらも、所長を憎む事が生きる希望になっていく、思惑通り所長は奏の愛を手に入れたいと今までの生き方を後悔するくらい変化していく。
所長が自分の事なんて放っぽり出して奏に尽くす姿が突き刺さりましたね…。変態っぽいけどゾクゾクしました。
ほんとにクズだったんですよこの人。犯罪者じゃねーか。
もう性癖関係なく読み応えが凄くて圧倒されました。
普通のBL展開に微塵も忖度しない。町の住人の吐き気さえするしょうもない関係、母親に捕らわれた未来の見えない生活。
読み手さえ諦めてしまいそうな奏の命。
それを希望に変えるのがこの所長だなんてほんと皮肉…
果たしてこの結末を待ってたのかと言われたらそうじゃないんだけど、心底ホッとしている自分がいる…
最後まで息付く暇も与えないストーリーで読むのにパワーがいりますね。でも読んでよかった!奏が幸せであれ!!!
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