八束課長は憂鬱になれない【電子限定おまけ付き】
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八束課長は憂鬱になれない【電子限定おまけ付き】

峰島なわこ

くっついてからのモダモダを楽しむ作品

ネタバレ
2021年10月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊で初めて読んだ作者さんで、以降少しずつ既刊を漁っています。こちらの作品は少し前のセールで購入しましたが、本日10/4までまた半額セール中みたいです。
さて本作品は、営業部のイケメン新人・奈良崎×マイペースな八束課長のお話で、表題作のみ全5話+番外編+描き下ろしで合計194ページ。酔い潰れた八束課長を介抱するために入ったホテルで、八束課長が自分の名前を呼びながら後ろを使って一人エッチをしているところを目撃してしまい…というお話です。いや、普通に考えると背筋が凍る始まりですが、まさかの奈良崎の方も八束課長に想いを寄せていたということで、1話目で二人の気持ちがすぐに通じ合うことになります。二人ともノンケ設定の割にくっつくまでは早いですが、1話目の勢いとテンポが良いのでスピードはそんなに気になりませんでした。逆にくっついてからは結構お互いに振り回したり、振り回されたりするので、くっついてからのモダモダを楽しむ作品かなぁと思います。すれ違ったりしますが、お互いがお互いを好きなことが分かるので、拗れても別れないだろうという安心感がありました。というか八束課長が結構面倒くさい笑。でも普段は年下ワンコの奈良崎ががっつり受け止めてくれます。普段は物腰の柔らかい年下の奈良崎が、エッチの時にはグイグイくるのも個人的にはとても好きなポイントでした。イケメン設定の八束課長がそこまで格好良く見えなかったのと、所々絵が雑に見えるところは気になりましたが、全体的には好きなテンポで終始楽しく読めました。
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