このレビューはネタバレを含みます▼
作者さんの作品が好きなんですが、こちらの作品は評価が分かれるようだったのでカートに入れたり戻したりを繰り返していたんですが先日セールだったのでついに購入しました。スピン元の「マウントポジション」（と言ってもマウント〜に出てくる龍ケ崎先生は数コマしか出てこないので前作未読でも全く問題なし！）と比較するとやや話の流れが強引な感じがして、マウント〜より少し評価が下がるかなと思いますが、作者さんのファンなので少し甘めに★５つ付けました。
本作品は表題作のみ全５話＋描き下ろしで合計187ページ。外科医の阿久津×パティシエのアキラのお話です。コミュニケーション不足から阿久津に振られたと思い込んでいたアキラが、職場のケーキ屋で出会ったヒカル。ヒカルに誘われて行った自宅で、元カレの阿久津に再会して…というお話です。一言で言うと圧倒的コミュニケーション不足！阿久津とアキラ双方言葉が足らず、思い込みで行動したり落ち込んだりしているのでめっちゃ拗れてます笑。まぁでも養子縁組の届け出とか、ショックで聞けなかったとか、気持ちは分かるんですけど、その辺りのがスッキリしないなと感じると評価が下がるのかも。阿久津が自分のことをあまり語らず職業のこともアキラに教えていなかったというのも、単に「ミステリアスな男」で片付けていいのかどうか…。仕事ぐらい教えてあげればアキラの不安は減ったのに！とアキラ目線で少しモヤモヤはしましたが、やっぱり高城先生の描くスパダリには抗えず、ついつい「まぁ絵が良いからいっか」と片付けてしまう私です。
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