エイラと外つ国の王
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エイラと外つ国の王

びっけ

群像劇としては弱いけど一風変わってます

2021年10月5日
吸血鬼の一族に嫁いでしまった王女のお話です。一巻の引きが衝撃的で続きが気になったのですが、読み進めるとどうにも物足りない、痒いところに手が届かない感じがしました。説明的な台詞が多くて、人数の割に人間関係が希薄であるせいかもしれません。でもそれを除けばよくある吸血鬼ものではなく捻りがあって面白いです。異国への嫁入り、吸血鬼の一族、獣人や竜などなどファンタジー要素も盛りだくさん。絵のタッチも優しくて好きです。そして喋る黒猫ロロンが可愛い。
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