運命の番(つがい)?ならばその赤い糸とやら切り捨てて差し上げましょう
音無砂月/iyutani
このレビューはネタバレを含みます▼
漫画と脚本の間位の文章です。
いちいち『~視点』と書いて、ドラマや舞台のように視点を変える。
小説ならあり得ないルールです。
言葉、セリフ選びも漫画のセリフです。
息を呑む、驚く表現を、セリフの「っ」で表すのは陳腐極まりない。
小説ならば、その驚いた表現を文章ですべき。
あと、所々()で場面の説明や、キャラクターの心情を付け足すのも……。
ちゃんと文章で説明して欲しい。
とはいえ、ざまぁ系?という行き過ぎた勧善懲悪は、スッキリはするかな。(人によってはやり過ぎというかも知れないが、ファンタジーとはいえ歴史的な時代かと思えば、極端な制裁はアリ)
物語も面白いし、キャラクターも活かせてるとは思うのですが、とにかく小説とは言えない文章の稚拙さなので読むのが辛くて、何が何でも顛末を知りたいが為に斜め読みしました。
編集さんはこの作家さんを成長させたいなら、文章の書き方を突っ込みまくって欲しい。
着眼点は良いと思うので。
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