このレビューはネタバレを含みます▼
図書館司書としてのらくら働いていた男が、実は敵国貴族で軍師もいける…。そこを政権争い中の王女にアレコレ関わって与する話。
この世界観の中で、異世界が日本等という逆目線が気になりました。主人公の言う「異世界学」ってカードをもっと上手く切ってくれたら楽しい気がする。今のとこ古代兵法(ほんの微量チョイスも微妙)のみの活用で残念。これから拡げてくれるかな。
自身が戦局を左右しちゃうほどの魔術実力者ってチート設定は、あんまり強調して欲しくないです。全然「影の」じゃないし、戦術添え物になりそうで。駒の準備&扱いに長けた軍師部分に特化してくれれば、その方が面白そう。その辺中途半端に終わりそうなニオイがするので、次巻購入してません。1巻のみ。