このレビューはネタバレを含みます▼
本来であれば無関係なはずだった王宮内の権力争いに巻き込まれた継承権の低い双子の兄弟皇子。表ではうつけ者を装い、裏では超一流冒険者として暗躍する兄が、人気者の弟を帝位につけようと奮迅するお話。
序盤の山場をある程度、思惑通りに切り抜け、4巻ではひと段落して色々と準備、次巻からは新たな問題に当たるようです。圧倒的な能力でボカーンとやる力もありますが、あえて頭を使って問題を解決していくのは見応えがあります。
ストーリーが練られていて、それでいて難解な言葉や世界観の押しつけもなく、面白いと思います。