蛇喰い鳥
」のレビュー

蛇喰い鳥

芽玖いろは

絶妙絶品な受キャラ

ネタバレ
2021年10月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ めぐ氏の受キャラは絶品である…と再認識せざるを得ない巻。その受、タイトル「蛇喰い鳥」の名の如く好青年大学生の攻を落とすオハナシなのだが、何でも喰うという訳ではない。
攻に狙いをさだめ慎重に自分に引き寄せ夢中にさせる。そういった狩り(男性的な)“喰い”の部分と相手を長く慕い叶わない恋に涙する(女性的な)“感情”の部分を合わせ持つ。そして普段はその色気から一線引く小道具メガネが“喰い”の時には色気を増す道具として生きているのだ。短編で風邪ひいた受が珍しくメガネを外しているが、これがまたイイ。う〜ん、なんていい受なんだ。いや、絶妙!!…唸ってしまう。
ちなみにヘビクイワシという手塚治虫氏が傑作「火の鳥」のモデルにしたという(ケツァールという説もあるが)鳥がいるそうである。本作受のモデルでしょうなと勝手に想像しているところである。知らない方、ぐぐってみて下さい。凄いです。
☆男性的・女性的と言ってますが、当方どちらも利点と捉えております。男性らしさ女性らしさは当然個人差もあり有っても無くても個人を形成する本来の姿は尊厳にあたると考えてます。
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