けだもののように
」のレビュー

けだもののように

比古地朔弥

最終巻まで読むべき

ネタバレ
2021年10月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 20年前に1巻を読んで、絵の色っぽさに悩殺されたのですがストーリーは破滅的で衝撃的。記憶にひっかかったまま10年くらい後に最終巻まで読みようやく長い旅が終わったような充足感。
そしてまた数年ぶりに良みました。その間に私は少女から大人になり母になり別れも知り。ヨリ子と一緒に不完全なまま大人になりました。燃えるような恋もし、今は暖かくうるさく思い通りに行かない家庭を築いています。ヨリ子にも同じ幸福が続きますように。親に恵まれなくても学がなくても人生はやり直せる。愛してくれる人が傍にいればもっといいですね。最終巻まで出版してくださってどうもありがとう。読み応えありまくりです。
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