ハザードライン・ファック【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
鳶田瀬ケビン
ハザードラインとは吊り橋効果の吊り橋かも
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
吊り橋に当たるのが前線の戦車内で、そこでコトに及ぼうとするシーンから始まります。及ぼうとするのは5年前に孤児院を出奔したレイヴンで、相手はそこで兄貴分だったアンバーです。アンバーのことが好きだったレイヴンは、拒まれること、傷つけることを恐れて姿を消したのでした。一方アンバーは、持ち前の兄貴肌で皆と故郷を守りたいと志願し、先に兵士となっていたレイヴンとの偶然の再会となったのでした。しかし再会からまもなく、アンバーは面倒見の良さから仲間の為にしたことがきっかけで集団暴行を受けるのでした。傷つき動けないアンバーを見つけたレイヴンは、その兆候に気づかなかった自分を悔やむと同時に、アンバーへの劣情を自覚し苦しむのでした。しかし、ガチムチ兵士はどこまでも強く、2度目には二人のタッグで返り討ちを果たします。
ガチムチの絡みを描き切る画力の高さは、少年時代から兵士を経てラストシーンまでの二人のヴィジュアルにも無理が無く、かつ魅力的です。また、かなり初期の段階で「戦争が終わったら一緒に帰らないか?」とアンバーがレイヴンに語りかけるシーンがあり、この段階で死亡フラグか!?と否が応にもハラハラ度がUPします。
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