声はして涙は見えぬ濡れ烏
」のレビュー

声はして涙は見えぬ濡れ烏

ウノハナ

寄り添い歩き続ける2人の軌跡

ネタバレ
2021年11月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ ハイブリッド・スターダスト(←読みホ対象 )のスピンオフ( 未読でも大丈夫だと思います。)で、凛お兄ちゃんと秘書の会ちゃんの出会いからのお話。
院生で人との関わりを拒絶する凛とお隣に住んでいた3歳年下の大学生会ちゃん。
会ちゃんの優しくて男前なところにホロっとなる。
どんな時も笑顔で凛に寄り添い包み込んでくれるんだから、凛も絆されちゃうよね。
それでも決断せざる負えなくなり居なくなってしまった凛を理解し、今度は「 正面から堂々と来ました 」という会ちゃんの大きな愛にグッとくる。
2匹になった金魚が大きく育っているシーンも感慨深かった。
読み終えて表紙絵を見返すと当時の2人と2匹の金魚が描かれていて更に余韻に浸ってしまう。
絡みのシーンも素敵ですがやっぱりウノハナ先生の描かれるキスシーン凄く好き。。
「 お兄ちゃんと僕 」では聖人と凛が兄弟らしくなっているし、八京が制服プレイを強要されて困ってる話しを会ちゃんにしてたり皆んな幸せそう。。
ふとした時に読み返してしまう御本。
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