あやしの湯ももいろ美人
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あやしの湯ももいろ美人

雨隠ギド

恋人が人間だったり妖怪だったり雄だったり

ネタバレ
2021年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 市役所勤務の七尾は、駅前再開発の地区担当になり、妖怪の支配する地に建つ銭湯•あやしの湯に向かいます。銭湯で働く乙丸と出会い、案内されたあやしの湯は、妖怪の血をひく高校生の赤塚まもるを始め、元妖怪祓いの鬼村、化け狸の狸央、化け狸の子ぽぽんた、そして最近拾われてきたという乙丸たちによって運営されており、人と人混じりの妖怪たちが利用していました。開発に同意してもらう為に信用してもらおうと、七尾はあやしの湯に日参するようになります。昔から感情が無い、ロボットみたいと言われてきた七尾ですが、真っ直ぐで素直な七尾は妖怪達には大人気で、あやしの湯にすんなりと馴染んでゆきます。同時に、七尾は男らしくてカッコいい乙丸に惹かれていくのでした。
のんびりほっこりしたあやしの湯の空気感が心地良いお話です。不器用な乙丸と美人の七尾の初々しい恋に、ぽぽんたがなんとも可愛らしくて癒されます。
スピンオフの『タマシイもあげる』では、狸央×鬼村の150年に渡る関係が描かれますが、あやしの湯とともに乙丸×七尾も登場します。
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