このレビューはネタバレを含みます▼
はあ。泣いちゃった。大人の拗らせ愛。
温存したまま読んだつもりになっていた木下先生作品。
これは他の木下作品とは違うボリューム。
全2巻ですが、すごく長く感じます。
会計士をしながら古い花屋敷で下宿屋を営む幸哉。
下宿人は今は1人だけ。
学生の頃からずっと住んでいる官僚の小鳥遊。
幸哉と彼の息子結人、そして小鳥遊の3角関係がメインのようで、この3角関係は別の3角関係に重なっていきます。
重い過去が切なくて切なくて、木下先生のほんわりした絵だからよかったものの苦しかったなあ。
恋と過去の謎。グイグイ読みたいのにじっくり彼らの気持ちを追いたくなる。
月光坂の花屋敷、というロケーションも素敵。