しんめんもく
」のレビュー

しんめんもく

歩田川和果

人形を愛し、人形に愛される男・・の話。

ネタバレ
2021年11月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分の作った人形たちがもし動いたり、話したり、ヒト化したりしたら・・・とっても楽しいだろうなぁ・・・そんなファンタジーな世界観の作品です。
BL色はまぁありますが、ソコよりも引きこもり人形作家:あおいと、人形たちのやりとりが面白いので、BLを求めて読むとちょっと違う・・ってなるかも知れません。
人形好きならかなりハマると思います(^^代々受け継がれる人形作家・・・父も祖父も人形たちとお話し出来て、しかも自分の作った人形とヤると歳をとらない・・・らしいという・・・その辺の設定でちょっとBL感出てきます(^^;でもお話しが謎のままで終わってしまって、結局実は生きてるらしいお祖父ちゃんには会えていないし謎の解明まではいっていない・・・そこが終着点では無いお話しみたいでしたけど・・・もっとその先も見てみたかったし、ゆい(一番最初にあおいが作った男の子の人形)とのエチももしかしてあったのかな~なんて思うと主腐的にはそれも見たかったなぁと・・・(^^;
でも、他の人が来ると急に人形のフリ(まぁ人形なんですけど(^^;)したり、人化してあおいを襲うくせに都合が悪くなると戻ってカワイイ振りしたり・・・とにかく人形たちが自由気ままに振る舞う姿がとってもいきいき描かれていて、読んでて楽しかった~♪
「しんめんもく」は果たして「真面目」だったのか「新面目」だったのか・・・両方の意味合いなのかしら・・・色々と想い馳せるのも風情があって良いですね(^^
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!