百魔の主 異世界で魔王チートは最強かもしれません
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百魔の主 異世界で魔王チートは最強かもしれません

ぐーの/葵大和/まろ

わかりやすい勧善懲悪もの

ネタバレ
2021年11月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悪はとことん醜い豚のように描き、善は清らかに描く。とってもわかりやすいお話です。

中世ヨーロッパの魔女狩りのような魔王狩り。これは昔からあって、現代でもとても有効な「愚民」の統治策として、使っている国がいくつもある悪政です。怖いのは国民が悪政だと気づかないレベルにまで教育によって洗脳されているところで、この作品の軍隊も、そういう教育を受けたであろう人達です。

彼らは自分達の常識で、いいことをしようとしている訳ですから恐ろしいです。ある意味これも宗教と言えるでしょう。

我々は彼ら王室や軍隊の立場からこの作品を読む事はないと思うので、誰が見てもわかりやすい悪から、迫害されている人々を救うという、とても読みやすい作品だと思います。

ただ、良かったのは始めのうちで、登場人物が多くて、よくある学園モノドラマみたいに、ひとりひとりフォーカス当てて半生みたいなの振り返ってると飽きますね。これしばらくやるんかなって思ったら、先を読む気力が無くなりました。
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