大好きな妻だった
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大好きな妻だった

武田登竜門

ごめんなさい、ありきたりな話

ネタバレ
2021年11月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビューで期待しすぎた。さぞ泣けるのだろうと思ったら、全く泣けなかった。低評価の方々と同意見。遺される者のためにわざと嫌われるように振る舞うとか、自己満足の偽善すぎ。楽しく幸せに過ごした日々は消えないし、例え余命宣告から死ぬまでの間だけ嫌われるよう仕向けても、亡くなった後、遺族の喪失感と虚無感や悲しみは絶対に生まれ、楽しかったころの思い出はそのまま残り、思い出せば万感の思いが溢れるもの。
残り時間を知ることができたのなら、精一杯、遺されるもののために、心を通わせ合って、決意を固めて、よかった、と言える最期を迎える方の努力をすべき、というのが私の意見。
美談にしようとして、その実、なっていない話。
そんなに仲良い夫婦なら、嫁にあんな態度取られたら、お前それはないんじゃないって言えるし、嫁もそれで、悪者になりきれなかったよ、悲しいよ、幸せに生きてほしいけど私の最期まで一緒にお願いします、って泣く、とかの方がリアルだった。
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