魔術師と鳥籠の花嫁
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魔術師と鳥籠の花嫁

富樫聖夜/藤浪まり

容赦なく純潔を奪うヒーローに震えた🐣

ネタバレ
2021年12月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全6章+プロローグ,エピローグ。
ヒーロー・ラーフィン、なかなかヘビーな思考の持ち主でした。実際居たら怖すぎるよね…腹黒策士のド執着ヤンデレ激愛とか…それが国の最高位"金"の称号を持つ魔術師で侯爵位持ってて王弟と旧知の仲の類友でした、って!最早誰も止められないじゃない!(本人走り出したら微塵も止まる気無かったけど笑。)絶対にロックオン☆されたくない人物ー!!笑。
出だしのヒロイン連れ出し(攫っ)てからの鳥籠の中での容赦ない攻めは本当震えた。どんなに嫌がっても拒否してもヒロインを絶対抱くそれ一択しか無い、という確固たる意思と自分に抱かれたと分からせる為に破瓜の痛みをそのままにしたラーフィン様に慄いたよね…病んでる。ヤンデルよー。
ヒロインが周りから愛されて育った心優しい良い子だったのでラーフィン様sideがより一層仄暗く黒い思考が映えました(王弟殿下とのやりとり部分好き笑)。ヒロインパートだけ読むと確かにラーフィン様最後は超良い人で恩人になってる事が恐ろしい。
色んな事が絡み合い、蓋を開けて見ると全てがラーフィンの思い通りになり彼の手のひらの上の物語で、その中で2人が幸せならそれも一つのアイノカタチなのかなと。最後はほのぼのとした空気感で終わった様な印象を受けましたが何故かヒヤリとしたモノと背中合わせのようなザワッと感が拭えませんでした。
ラーフィン様の策略に絡め取られ嵌りたい方は読んでみて下さい。ヤンデルけど笑。
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