死役所
」のレビュー

死役所

あずみきし

中盤以降はちょっと…

ネタバレ
2021年12月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「現世に悔いを遺さぬよう、条件を付けて愛しい人の元へ甦り」というありがちなお涙頂戴ドラマではなく、お役所仕事の割り切りを下敷きにした構成は斬新です。
オチがキャラの人生の記録コラージュになってるのも、クドクド語りを入れるより上手い演出と思いました。

ただ連載が長くなって以降は作者さんが少々演劇風技巧に走りすぎている雰囲気が感じられたり、取材で拾ったルポにキャラを乗せているだけで(故にストーリー的なオチが無い)「えっ?何も決着していないのに突然ラストの思い出コラージュが始まって…」と拍子抜けすることが多くなります。
そういう点の雑さは正直残念でした。
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