spilt milk-スプリット・ミルク-【単行本版】
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spilt milk-スプリット・ミルク-【単行本版】

dotsuco

乳//首の主張がすごいですよ

ネタバレ
2021年12月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★能木組若頭・烏羽と半グレ上がり城金組組長・吟磁の下剋上愛憎ストーリー。

★昔の夢を見た朝、烏羽に非通知の電話がかかってきた。声の主はかつての弟分・吟磁。言われるままに指定された場所へ赴く烏羽。何をされても抵抗しない烏羽を拘束させ、吟磁は部下に言う。「こいつをオンナにしてやれ」と…。

★「なかなかハードだな」と思う1話目。“ヤクザ”が肩書としてしか使われない話もありますが、こちらは、しっかり痛いこともするヤクザです。設定が生かされていて読み応えがあります。吟磁の歪みきった執着がいいですね。烏羽の人柄、吟磁が烏羽に懐いていく様、その後の破門事件と各々の葛藤、その背景などが丁寧に描かれています。ヤクザモノとして最後までヒリヒリ感が続くかな、と思っていましたが、甘さに比重が傾いてきます。デフォ描写もあって、重々しさがなかったので、違和感のない良い流れだな、と思いました。好みとしては「もっとヒリヒリを!」ですが笑。烏羽さんの褐色でムチっとした裸体がいいですね。

★描き下ろし含めて203ページ。描き下ろしは甘々エチエチですよ。下剋上打破かと思われましたが…若いが強し、ですね笑。

★脇キャラもしっかりと個性を持っていて良かったです。佐方のビジュアルがもう少し“大人”“組長”ぽいと言うことなしでした。
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