このレビューはネタバレを含みます▼
人とも獣とも違う4つ耳の獣人同士、狼族の族長の息子・暁夜×花嫁の九尾の狐・ヒナタ。狼と狐の和平のために嫁いできたヒナタの真の役目は、暁夜の命を奪って戦いのきっかけを作ること。が、あっさり躱されて名目通り嫁として暁夜の側に置かれることに。妖狐として疎まれてきたことで自己評価が低く、生きる目的のないヒナタが切ない。そしてそんなことには拘らずヒナタの手を引く暁夜が心もイケメンすぎる!途中までは未来が見えず、二人の心が近付くのとは裏腹に嫌な気配が増してきて、辛い終わり方になるんじゃ…とビクビクしてました。生まれながらに周りとの違いに苦しめられてきた二人が笑い合っているだけで胸がいっぱい。想像以上に世界は広く光に満ちていて、とっても素敵なラストでよかった!最初から暁夜は優しかったけど、終盤はほんとに甘くてこっちがにやける〜。暁夜兄がナイスキャラで気になるなあ。