僕は君だけのもの【単行本版】
」のレビュー

僕は君だけのもの【単行本版】

薄井いろは

恋して焦がれて、愛して溺れて。

ネタバレ
2021年12月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『僕しか知らないカラダ』の続編が分冊版で配信された時、まさか思いもしなかった嬉しいサプライズに感激の嵐!単行本待ってたよ~。
もぉ、1ページ目からなんて甘い表情で悠馬を見るのぉ~。悠馬にマウント取ろうとして、思いと裏腹に恋に落ちてく良平がめっちゃ良かった前作。今回は更に、自分が思う以上にハマっていく良平の独占欲むき出しの感情がいい。嫉妬や独占欲で縛るというよりも、自分の中にこんな感情がある事に気づいていく新鮮さがキュンキュンさせられます。独占したい思いは、甘さに変わり、甘く甘く包み込んでいく。きゃ~。甘過ぎるぅぅ。悠馬を見る良平の目が愛おしくてたまらん。
なのに…どこか緊張気味な悠馬。まだまだ初々しいと言えばそうなんだけど、緊張というか、遠慮がちというか、なぜか二人に温度差があるようで…付き合ってもらってる、というような自信のなさが見え隠れしてるのが不思議でもどかしい。もっとワガママに、もっと貪欲に、もっと思うままに甘えてもいいんだよって言ってあげたくなるような。言葉に上手く表せない悠馬の気持ちを、抱かれる身体が代弁するように、好きだ好きだと良平を深く呑み込んでいくようです。抱かれる度にどんどんいやらしく、なまめかしく、艶を増す悠馬がホントにエロくて可愛いんです。疼く身体が「もっと愛して。もっと僕だけを愛して。」って言ってるみたいで、とっても官能的なラブシーンにメロメロです。こんな風に求められたら、良平も男冥利に尽きるってもの。恥じらいを見せながらエロいって、煽るわ、そそるわ、でクソ可愛いったら。きっと、良平も悠馬の不器用さをわかっているからこそ、あんなにも蕩ける甘さと優しさを注ぐんだろうなぁ。はぁ、ごちそうさま。もっとみだらに、もっと大胆に、そんな悠馬を見てみたい。
薄井作品はどれも、受けの色気が素敵で、エチシーンが官能的で美しい。これを18-禁で見んとなんとする~とは思います。(*別の先生の作品ですが、やっぱり18-禁はカラーで美しかったです。色気のある作品は18-禁で全部読みたいなと思いますね。)
愛して溺れて、また求め合って、また溺れて、ずっといつまでもこんな風に甘くいるんでしょうね。とっても素敵な続編でしたよぉ。見なきゃ損!
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