惡の華
」のレビュー

惡の華

押見修造

思春期の自意識

2021年12月29日
春日の自意識過剰ぷりに、「あああああああ」てなります。古本屋で買ったボードレールを好きな女の子に渡すなんて・・・。肥大した自意識抱えて悶えてる感じ、その時期を振り返ると、みな、大なり小なり抱えていた気持ちなんじゃないでしょうか。そこから、平凡な地方都市を背景に平凡な子供たちを巻き込んだ犯罪や事件に発展していくのが丁寧に描かれているのが、押見先生ならではだと思います。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!