このレビューはネタバレを含みます▼
青鬼と天獄がふたりの未来へ歩み出すための総決算編というかたちで、波多野や葛西くんのこと、青鬼の母親との対峙がありつつ、その上で天獄の成長が描かれ、ふたりが愛し合うことを通わせるまでが見られました。特に母親と会ったあとの天獄の言葉には沁みました。いろいろとありつつ、終始甘々なふたりが見られるのも、初めての感情に戸惑う天獄をしっかりリードしてくれる青鬼のおかげですね。天獄のいろんな表情には本編から考えるときゅんとせざるを得ません。新キャラの浦部先生も好感を持てるキャラで、慎重で思慮深い青鬼があっさり打ち明けたのは天獄のためであることが強く伝わってくるいいシーンでした。花束のこともすてきだなあ、本編上下、再を通して表紙が秀逸で素敵です。続編も決まっているとのこと、楽しみです。