黒き獣は愛に落つ【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
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黒き獣は愛に落つ【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

あさじまルイ

まるで映画のよう

ネタバレ
2022年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ ただのケモと侮るなかれ...!ドラマチックな流れとキャラの魅力で、1冊で終わらすのはもったいない満足感でした。

亜人と呼ばれる獣人アセナ(受)と、元孤児で盗賊として生きるカリム(攻)のお話です。獣人は嗜好品として人間に扱われていますが、アセナは気高く気丈に振る舞います。カリムはそんなアセナを理解し、対等な存在として接していきます。
中盤でアセナが誘拐されてしまうのですが、助けにいくカリムがめちゃくちゃに男前でギャップにやられます。笑
そして盗賊団の頭がまたいい男なんですよ...

他の方もレビューされていたのですが、キャラの深掘りも本当に巧みで、過去の場面を描くのではなく、あくまでキャラが語る言葉で読者に想像させる形なので、流れも自然でテンポも良いです。

今作はセリフ回しも良いので、ぜひそこも見てほしいです...!私は船出前日のカリムの「俺の魂も・・」で高まって泣いてしまいました。
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